僕が本格的にお金の勉強を始めたのは20歳になってすぐ💰
最初は「増やしたい」「将来に備えたい」という、
いわば“守りと攻め”の二軸からのスタートだった。
投資を学び、資産を積み上げ、節約も工夫していく中で、
お金を「使うこと」に対して、どこか“罪悪感”のようなものを持っていた時期がある。
増やした資産を使うことに対しての抵抗というか遠慮というか。
でも、家族を持ち、子どもが生まれ、日常の中でお金が“ただの数字”ではなくなっていくにつれて、
僕の中で一つの答えが見えてきた。
「いいお金の使い方」とは、
“自分と周りを、少し豊かにする使い方”のことだ。
💬 「使う=減る」という思い込みを手放す
かつての僕は、お金を使うことにどこかブレーキを感じていた。
コンビニのコーヒーですら「家で淹れれば安い」と思っていたし、
セミナーや本を買う時も「本当に必要か?」と何度も迷った。
だけど、ある日、妻とこんな会話をした。
「“使う”って悪いことじゃなくて、“選ぶこと”だと思うんだよね。」
確かに、無駄遣いは減らしたい。
でも、“納得して使う”なら、それは決してマイナスじゃない。
お金を使う=減ることではなく、“価値を交換すること”。
そう捉えた瞬間から、お金との付き合い方が少し柔らかくなった。
☕ お金の「使い方」は生き方を映す鏡
ある週末、家族で近場の公園に行った時のこと。
お弁当を持って、遊具で走り回る子どもたちを見ていたら、
ふと「これも立派なお金の使い方だな」と思った。
お弁当の材料費、ガソリン代、時間。
それらは“消費”ではなく、“家族の記憶をつくる投資”。
僕にとって、「いいお金の使い方」とは、
“時間の質”を高めるための支出だと思っている。
・家族と過ごすための旅
・成長のための読書や学び
・心を整えるための小さな贅沢
どれも数字では測れないけれど、
使ったあとに「良かったな」と思えるもの。
それが、僕の中での“いいお金の使い方”の基準になっている。
💡 「浪費」と「投資」の境界線は、後悔の有無で決まる
多くの人がお金の使い方で迷うのは、
「これは浪費? 投資?」と線引きが曖昧だからだと思う。
僕自身、失敗もたくさんしてきた。
セールにつられて買った商品はほとんど使わず、
勢いで契約したサブスクは翌月には解約。
でもその一方で、
勇気を出して入ったオンラインサロンや本に投じたお金は、
後から何倍にもなって返ってきた。
この経験から分かったのは、
“浪費か投資か”は、価格じゃなくて感情で決まるということ。
・買って後悔したら浪費
・使って満足したら消費
・時間が経っても価値を感じるなら投資
同じ1万円でも、心の残り方が違う。
この感覚を持つことが、「いいお金の使い方」への第一歩だと思う。
🧭 「自分軸」で使うことが、最強の使い方
SNSでは「これがコスパ最高」「これが今話題」といった情報があふれている。
でも本当に大切なのは、
“他人の基準ではなく、自分軸でお金を使うこと”。
妻とはよく、「それ、本当に必要?」という会話をする。
どんなに流行っていても、自分たちの暮らしにフィットしなければ意味がない。
僕たちは、「値段」より「納得感」を大事にしている。
安くても違和感のあるものより、
高くても「これがいい」と心から思える方を選ぶ。
お金の使い方には“哲学”が必要だ。
それがあると、迷わなくなる。
🌿 “使うこと”は、未来へのメッセージ
僕は最近、「お金を使う瞬間」は、
“未来の自分にメッセージを送る行為”だと思っている。
たとえば、
・健康のために良い食材を選ぶ →「これからも元気でいたい」
・本を買う →「もっと知識を増やしたい」
・家族と出かける →「この時間を大切にしたい」
つまり、お金をどう使うかで、
「どんな自分でいたいか」を宣言しているようなものなんです。
🌙 まとめ:「使う勇気」もまた、成長の証
投資の世界では“リスクを取る勇気”が大事だと言われます。
でも、日常生活でも同じ。
お金を使うというのは、
自分の価値観を信じる勇気でもある。
その使い方が「人を笑顔にする」ものであれば、
それは間違いなく“いいお金の使い方”。
そして僕は、これからも妻と一緒に、
「どう使うと、心が豊かになるか」を語り合いながら生きていきたい。
数字だけでなく、感情でもお金を測れるように。
“お金を使う=幸せを選ぶ”
そんな考え方を、これからも大切にしていきたいと思う。
🪙 次回予告:
次の記事では、今回のテーマを一歩進めて
「お金を使う時に後悔しないための思考整理術」
をお届けします。
“感情で動く前に立ち止まる力”を身につけることで、
「納得して使える自分」になる方法を、実体験から掘り下げます。
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