絶対に得する“家の電気の知識10選”
🔰 はじめに:知らないと損する「家の電気」の話
毎日当たり前のように使っている電気⚡️
でも、電気代の節約方法 や 家電の正しい使い方、
それから 本当に危ない使い方 って、意外と知られていません。
SNSでは「これをやれば節約できます!」みたいな情報が出回ってるけど、
実際に電気の現場で作業してきた立場から言うと、
正しいものと、正しくないものが入り混じってる のが現状です。
そこで今回は、
電気工事士である僕が実際の経験から“家庭で確実に役立つ知識だけ”をまとめた保存版。
これを知っているかどうかで、
🟢電気代
🟢家電の寿命
🟢安全性
🟢トラブル発生率
が大きく変わります。
難しい専門用語は使わず、今日から使える内容にしてあるので、
家族みんなの生活をラクにしたい人に読んでもらえたら嬉しいです。
① エアコンの「弱風」が実は一番電気代がかかる理由
「電気代を節約したいから弱風にしてます!」
これはめちゃくちゃよく聞く話ですが、実は逆効果。
エアコンは風を弱くするほど効率が落ちる家電なんです。
理由はシンプルで、
弱風だと部屋の空気が循環せず、温度ムラが発生する。
すると設定温度に到達しないから、
エアコンの内部(コンプレッサー)がずっと全力運転になってしまう。
これが電気代の原因。
📌 正しい節約方法
・風量は 自動運転 が最強
・冷房は「26〜28℃」、暖房は「20〜22℃」が効率的
・フィルターのホコリはシーズンごとには必ず掃除する
家電量販店でも説明されにくい部分だから、知らない人が多いんですよね。
扇風機やサーキュレーターを併用すればかなり効率が良くなりますよ!
お客さんの中には、サーキュレーターで効率を上げて部屋の畳数より少ない畳数のエアコンで使っている人もいます!
定期的な業者のクリーニングも節電に効果があります。(3年くらいを目安に)
② ブレーカーが落ちる原因の8割は「家電の組み合わせ」
「うちの家、古いからすぐブレーカー落ちるんだよね…」
これも実際は違うことが多いです。
ブレーカーが落ちる原因の大半は 回路に負荷が集中しているから。
たとえば👇
・電子レンジ
・電気ケトル
・ドライヤー
・電気ストーブ
このへんは “一つで1000W超える” モンスター家電。
これを同じコンセント周りで同時に使うと簡単に落ちます。
📌 対策
・同じ家でも部屋ごとに「回路」が違う
→ キッチンとリビングを分けて使うだけで改善される
・延長コードで同回路に集めると最悪
↑逆に、落ちる部屋以外から延長コードを持ってきて繋ぐと落ちにくくなります。
「古い家だから…」じゃなくて、使い方の問題ってパターンが本当に多い。
どうしても生活に支障が出るくらいの落ち方であれば、電気工事で回路を分ければ解決します。
③ 冷蔵庫は“スカスカ”の方が電気代が高くなる
知られていない節約ポイントがこれ。
冷蔵庫は中身が少ないほど電気代が上がる家電。
理由は、開けたときに一気に冷気が逃げるから。
内部がガラガラだと、毎回冷やし直しになってしまう。
📌 節約ライン
・冷蔵室 → 6〜8割入っているのがベスト
・冷凍室 → むしろパンパンでOK(氷の塊が保冷剤になる)
冷凍庫はパンッパンに入れましょう😆
冷蔵庫は24時間365日動いている家電なので、
ちょっとした工夫が年間の節電に直結します。
④ ドラム式洗濯乾燥機は“高いようで実は安い”理由
ドラム式って「電気代かかりそう」って思われがちだけど、
実際に家庭で使い続けると むしろ節約になるケースが多い。
たとえば👇
✔ 生乾き臭が減る → 衣類の買い替えが少なくなる
✔ 除湿器+部屋干しより電気代が安いこともある
✔ “手間が減った分の時間” が家事負担を下げる
特に子どもが小さい家庭では、
乾かないストレスが減るだけで生活の質が上がる。
もちろんデメリットもあるけど、
「電気代だけで判断する”のは間違い」というのが現場目線。
縦型の洗濯機からドラム式に変える人は多いけど、
その反対は全然いない理由がここにあります。
乾太くん等の乾燥機を別で使っている人は、縦型の洗濯機の需要が多いです。

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⑤ 電気ケトル vs ガス、どっちが安い? → ほぼ電気
1Lのお湯を沸かすコストは
・電気ケトル → 約2〜3円
・ガス → 約4〜6円
ガスの単価や地域によって変わるけど、
ほとんどの家庭では 電気ケトルが安い。
特に子育て家庭ではお湯を沸かす回数が多いから、
ケトルの“必要な分だけ沸かせる”設計は強い。

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⑥ タコ足配線には「OKパターン」と「絶対NGパターン」がある
全部がダメなわけじゃなくて、
使う家電の種類によって完全に分かれる。
🟢 OK
・スマホ充電器
・LEDライト
・パソコン周辺機器
→ 消費電力が小さいため安全
🔴NG(火災リスク高め)
・電子レンジ
・電気ストーブ
・ドライヤー
・オーブン
→ 一発で1000〜1500W使う家電たち
子育て家庭だとリビングに家電が集まりやすいので、
タコ足の使い方だけは絶対に覚えておいたほうがいい。
たこあし配線はほこりが溜まりやすく火事の原因になることもあります。
分岐させたいだけであれば、電源タップのほうがおすすめです!

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⑦ ブレーカーを“落ちにくくする”生活テク
これも実はめちゃ実用的。
ブレーカーは
「何を同時に使ったか」 で落ちる。
だから
✔ 電子レンジとケトルを同時に使わない
✔ エアコン運転中にドライヤーしない
✔ ドラム式の乾燥中に電気ストーブを付けない
こうした“家電の時間差運用”が、
安全にも節電にも効く。
これはどの家にも応用できる知識。
⑧ ホコリは“家電を壊す最大の敵”
家電が故障する原因は、
落としたなどの外的要因より
ホコリによる内部熱のこもり が圧倒的に多い。
代表例👇
・エアコンのフィルター
・冷蔵庫の背面
・テレビ背面(放熱が弱くなる)
・空気清浄機のセンサー
特に冷蔵庫の背面は注意。
ホコリで放熱しない → 電気代UP → コンプレッサーに負荷 → 故障
という最悪の流れが起きる。
ホコリ取りって地味だけど“家電延命の最強ワザ”。

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⑨ LED照明は“全交換で年間1万円以上浮く家”もある
LEDは
✔ 消費電力が蛍光灯の1/6
✔ 寿命は10倍
✔ 熱を持ちにくい
築年数が古い家だと、
「照明を全部LEDに変えただけで年間1万円節約できた」
なんてよくある話。
初期費用が気になって交換できない人が多いけど、
1年で元が取れるケースも普通にある。
蛍光灯は点灯するまでに数秒のラグがあるけど、
LEDなら瞬間点灯するのでタイムパフォーマンスもいい!
今はLEDも安価になってきているからコスパも良い!

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⑩ エアコンの暖房は“風向きを下に向けるだけ”で節電になる
暖かい空気は上に行く性質があるから、
風向きが水平・上向きになっている家庭はマジで損。
📌 正しい設定
・風向き → 下
・風量 → 自動
・温度 → 20〜22℃
これだけで部屋全体が均一に暖まり、
エアコンの負担も軽くなる。
冷房の時は逆ねっ!
特にリビングの広い家庭では効果大。
🔚 まとめ:電気の知識は「知ってるだけで生活が変わる」世界
今回紹介した10個は、
全部“今日から誰でもできる”節電・安全対策ばかり。
家族を守るという意味でも、
お金を無駄にしないという意味でも、
電気の知識は本当に知っておく価値がある。
電気工事士として、
そして3児の父として生活目線でも経験してきたからこそ、
「ここだけは絶対に知ってほしい!」
という内容に絞って書きました。
家の電気は難しいようで、
実はシンプルなルールでできている世界。
この記事が、
読んでくれた人の生活をちょっとでもラクにして、
節約につながったら嬉しいです。


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