初心者が最初にぶつかる“壁”とその乗り越え方|僕が本気で焦って、立ち直った話

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投資を始めたばかりの頃、正直な話、僕は何度も心が折れかけました。
「よし、これで未来は安心だ!」と意気込んで始めたのに、
現実はそんなに甘くなかったんです。

チャートは上がったり下がったり。
SNSを見れば「利益100万円突破!」なんて投稿が並び、
気づけばスマホ片手にため息をついている自分がいました。

そんな僕が今では「投資は続けることがすべて」と胸を張って言えるようになったのは、
いくつもの“壁”を経験したから。
今日は、投資初心者の頃にぶつかった3つの壁と、そこから学んだことをお話しします。


① 【焦りの壁】──「すぐに結果を出したい」欲との戦い

最初の壁は「焦り」でした。
積立NISAを始めて3ヶ月、毎月ちゃんと積み立てているのに、
資産グラフは横ばい。
「え、これ意味あるの?」と不安でいっぱいになったんです。

ある日、値動きがプラスからマイナスに転じた瞬間、
怖くなってすぐに売却したくなりました。
今思えば、典型的な“初心者あるある”です(笑)。

でも、そこから数ヶ月後、
そのファンドはぐんぐん値上がりしていました。

妻にその話をしたら、

「焦って掘り起こしたら、芽が育たないのと一緒じゃない?」
と言われてハッとしました。

まさにその通り。
お金も“時間を味方につける”ものなんですよね。

そこから僕は、
・チャートを毎日見ない
・積立の設定を「自動化」して放置
・短期ではなく“10年、20年後”の数字を見る
という3つのルールを決めました。

待つ力”を育てることが、投資の第一歩だったと思います。


② 【情報の壁】──「いろんな人の意見に振り回される」

次にぶつかったのは、情報の多さ。
TwitterやYouTubeで「これが最強の投資先!」なんて情報を見るたびに、
心がグラグラ揺れていました。

ある時なんて、人気のYouTuberが紹介していた海外ETFを勢いで購入。
為替リスクも理解していなかった僕は、円高の波をモロに受けて、
気づいたらマイナス10%。

その夜、落ち込む僕を見た妻が、

「“誰が言ってるか”より、“自分が理解できるか”が大事なんじゃない?」
と一言。

その言葉に救われました。

僕はそれから「自分の軸を持つ」ことを徹底。
✅ 長期でコツコツ
✅ 無理のない範囲
✅ 世界の成長に乗る

この3つをブレずに守るようにしました。
情報を追うんじゃなく、“選ぶ”ようになったことで、
気持ちが安定してきたのを覚えています。


③ 【恐怖の壁】──「損をするのが怖い」

一番つらかったのが、“損を受け入れる怖さ”でした。

初めて大きなマイナスを見た時、
心臓がドキッとして手が震えたのを覚えています。
「もうやめようかな」
「家族に迷惑かけたらどうしよう」
そんな不安ばかりが頭をよぎりました。

でも、そこで妻が一言。

「損するのも経験でしょ。私たちだって、家計のやりくりで失敗して成長してきたじゃん」

その言葉で少しだけ肩の力が抜けました。

それからは、
・損失を“授業料”と思う
・一時的なマイナスを恐れない
・「やめないこと」を目標にする

というスタンスに切り替えました。

実際、半年後には含み損が解消し、
グラフもゆっくり右肩上がりに。
「やっぱり投資って“続けた人”が勝つんだ」と実感しました。


■ 壁を越えて、夫婦の距離も近くなった

不思議なことに、投資を始めてから僕たち夫婦の会話は増えました。
「この銘柄、ちょっと気になるね」
「うちはまだ生活防衛資金を増やそうか」
そんな話をするうちに、お金の価値観を共有できるようになったんです。

お金の話って、なんとなく避けがちだけど、
実は“信頼関係の鏡”でもあります。

投資を通じて僕たちは、
“お金を増やす”だけじゃなく、“考える力”と“家族の絆”を育ててきた気がします。


■ まとめ:「失敗は、未来への授業料」

投資は、成功するための知識より、
「失敗を受け入れる勇気」が大事だと思います。

焦っても、損しても、迷っても、
立ち止まらずに少しずつ前へ進めば、必ず見えてくるものがあります。

そして何より、ひとりで抱え込まずに、
信頼できる人と“お金のことを話せる関係”をつくること。
僕にとってそれが、投資を続ける最大の原動力です。

これからも僕は、失敗も含めてすべてを経験に変えながら、
「家族とともに育つ投資」を続けていきます。


💡次回予告
次の記事では、僕たち夫婦が実践している

「投資で勝つより“負けない仕組み”を作る方法」
──つまり、“守る投資”についてお話しします。

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