投資を始めたばかりの頃、僕は「守る」ことばかり意識していました。
とにかく減らしたくない。怖い思いをしたくない。
それは間違っていなかったけれど、ある時気づいたんです。
「守る」だけでは、成長が止まってしまう。
相場が上がっても、行動しなければ“機会損失”という形で損をする。
守りながら、時には“攻める一歩”を踏み出すことも大切なんです。
■ 攻めの第一歩は、“目的の明確化”
「攻める」と聞くと、“リスクを取ること”だと思いがちですが、
本当の攻めは、“狙いを持ってリスクを取ること”だと感じています。
僕の場合、子どもたちの教育資金や老後資金のように「時間を味方にできるお金」は長期で守りつつ、
「10年以上先に使う予定のないお金」を使って成長株やETFにチャレンジしています。
つまり、攻める投資=将来の余裕を育てるための実験枠。
焦って増やすものではなく、未来への“挑戦資金”なんです。
■ 攻めるときほど、「準備」が9割
僕が最初に失敗した“攻めの投資”は、完全に準備不足でした。
SNSで見た情報を鵜呑みにして買い、値下がりした瞬間に慌てて損切り。
なぜその銘柄を選んだのか、自分でも説明できないまま終わったんです。
それからは、攻める前に「根拠」を持つことを徹底しました。
・その会社のビジネスモデルは?
・なぜ今その株価なのか?
・自分の中で“出口”はどこにあるのか?
最低でもこの3つは、自分の言葉で説明できるようにしています。
「なんとなく」ではなく、「自分なりの理由」を持って挑む。
それが攻めるときの“守り”でもあります。
■ 妻との会話で気づいた「攻めの軸」
ある日、妻と家計ミーティングをしていたとき、
「最近リスク高めの投資が多くない?」と聞かれたことがありました。
その時、正直ドキッとしました。
無意識に“リターンを追いかけるモード”になっていたんです。
でも、そこで妻が言ってくれた一言が、今でも心に残っています。
「お金を増やすことより、家族が安心できる投資が一番だと思うよ。」
この言葉でハッとしました。
僕が目指すべき“攻め”は、家族を置き去りにするものじゃない。
家族と一緒に成長していく投資なんだと。
それ以来、攻めの投資は夫婦で一緒に話し合うようになりました。
お互いが納得できるリスクなら、それは「攻め」ではなく「挑戦」になる。
■ 攻め方のバランスを取る
僕の中でのバランスの目安はこんな感じです👇
- 7割 → 積立NISA・インデックスなどの“守り資産”
- 2割 → ETF・高配当株など“中リスク中リターン”
- 1割 → 個別株・テーマ株など“攻め枠”
この「1割の攻め」が、実は投資のモチベーションを高めてくれるんです。
値動きを追いながら経済ニュースを深く読むようになったり、
新しい業界を学ぶきっかけにもなる。
つまり、攻めることは学びを生む。
そして、その学びが次の守りを強くしてくれる。
■ 攻める投資の本質は、“信じて待つ力”
攻める投資で一番大事なのは、買う瞬間より“持ち続ける覚悟”。
一時的な下落に惑わされず、自分の選んだ投資を信じて待つ。
僕が以前に買った米国ETFも、一度は大きく下がりました。
でも、焦って売らずにホールド。
今ではしっかり回復し、プラスになっています。
“待つ勇気”こそが、攻める人の最大の武器だと思っています。
■ まとめ|攻める投資は、挑戦と信頼のバランス
投資は「守り」だけでも「攻め」だけでも続かない。
両方をバランスよく持つことで、精神的にも安定しながら成長できる。
そして僕にとっての“攻めの投資”は、
単にお金を増やすためではなく、
家族で未来を考えるきっかけであり、自分を磨く手段です。
守る投資で土台を作り、攻める投資で世界を広げる。
この循環を大切にしながら、これからも学びと挑戦を積み重ねていきたいと思います。
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