米国株・海外ETF編 — 「世界に目を向ける」という選択

海外ETF

米国株・海外ETF編 — 「世界に目を向ける」という選択

僕が最初に“海外投資”という言葉を聞いたとき、正直ハードルが高そうに感じました。
「英語わからないし」「為替とか難しそうだし」「日本株でも精一杯だよ…」と。
でも、いざ一歩踏み出してみると、思っていたよりずっとシンプル。
そして、**「日本だけで資産を持つことのリスク」**に気づいたんです。


💡 なぜ米国株・海外ETFなのか?

理由はシンプル。
“世界の成長を取り込む”ため。

たとえば米国は、世界の株式市場全体の約6割を占める超大国。
Apple、Microsoft、Amazon、Google(Alphabet)、Tesla…。
世界を動かす企業の多くがアメリカにあります。

つまり、米国株を持つ=世界経済の中心に投資することなんです。

日本は人口減少が進み、経済成長もゆるやか。
それに比べて米国は人口も増え、イノベーションも活発。
長期的に見れば、米国株は“世界の成長エンジン”といっても過言じゃない。


💰 ETFとは? — “まとめて買える”便利な投資

米国株投資と並んで人気なのが、海外ETFです。
ETF(上場投資信託)は、簡単に言うと「いろんな企業の株が詰まったバスケット」。
これを1つ買うだけで、数百社〜数千社の企業に分散投資できるという優れもの。

たとえば有名なものだと:

  • VOO(S&P500連動):米国の代表500社に分散投資
  • VTI(全米株式):ほぼアメリカ全体の上場企業に投資
  • QQQ(NASDAQ100):テック系企業中心(Apple、Amazonなど)
  • VT(全世界株式):世界中の企業にまるっと分散

僕のおすすめは「VTI」や「VOO」。
なぜなら、米国の経済成長を“ほぼそのまま丸ごと”取り込めるからです。
しかも、ETFは自動的に銘柄を入れ替えてくれるので、放置しても分散効果が続くのが魅力。


🧭 為替リスクは怖い?実は「味方」にもなる

「でもドル建て投資って、為替の動きが心配…」という声、よく聞きます。
たしかに、円高になるとドル資産の価値は下がる。
でも逆に、円安のときには資産が増えるというメリットもあります。

僕が初めて米国株を買ったのは、1ドル=110円の頃。
その後、為替が150円近くまで円安になり、
「為替の影響ってこんなに大きいのか…!」と実感しました。

つまり為替リスクは“怖いもの”ではなく、“理解して味方につけるもの”。
長期で見れば、ドル資産を持つことは通貨分散という意味でも大切なんです。


🛠 始め方:意外とカンタン

米国株やETFは、今では楽天証券やSBI証券などのネット証券で簡単に買えます。
手続きもほぼ日本株と同じ。

買い方のステップはこんな感じ👇

  1. 証券口座を開く(NISA対応口座が◎)
  2. 外貨(ドル)を用意する or 円貨決済を選択
  3. 買いたい銘柄を検索して注文!

初心者のうちは「毎月1万円だけ」など、
少額積立で慣れるのがちょうどいい。
ETFなら1口数百ドルから買えるので、ムリなく始められます。


📊 米国株の魅力を“数字”で見る

たとえば、S&P500(アメリカの代表500社の株価指数)は
過去30年間で約10倍以上に成長しています。

しかも米国企業の多くは、利益の一部を**株主還元(配当や自社株買い)**に積極的。
「企業も投資家も一緒に成長していく」という文化が根づいています。

日本では“投資=投機”というイメージが強いけれど、
アメリカでは“投資=資産形成の常識”。
だからこそ、長期で持つ人が多いんです。


💬 僕たち夫婦の場合

僕が最初に米国株を始めたとき、妻は正直ピンと来ていませんでした。
「ドル?海外?なんか難しそう…」という感じ。
でも実際に数ヶ月運用して、少しずつ資産が増えていくのを一緒に見ていくうちに、
「世界の経済ってこんなにダイナミックなんだね」と興味を持ち始めてくれました。

今では妻のほうがニュースで「アップルの決算どうだった?」なんて聞いてくることも(笑)
お金の話を通じて、夫婦で一緒に“世界を学ぶ”感覚が生まれたのは大きかったです。


🌱 長期投資の本質 — 「時間を味方にする」

米国株・海外ETFの一番の魅力は、時間とともに成長していく資産であること。
短期で見れば上下しますが、長期では右肩上がり。
「焦らない」「信じて持つ」「生活を豊かにする」
この3つを意識するだけで、投資のストレスはぐっと減ります。

僕たちも、子どもたちの将来を考えて“世界に分散した資産”を少しずつ積み上げています。
未来に向けて、“ドル”というもうひとつの通貨で持つこと。
それは、家族の安心を守るもう一枚の盾になると感じています。


✨ まとめ:「世界の成長を味方につける」

米国株や海外ETFは、
“自分の時間と世界の時間を重ねる投資”です。

企業も国も、成長するには時間がかかる。
だからこそ、焦らず、じっくり、見守る。
投資とは、“世界を信じること”でもあるのかもしれません。


💬 次回予告

次回は「不動産・REIT編」へ🏠
“モノを持たない資産”としての不動産投資を、リアルな視点からお話しします。

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