投資を始めてしばらく経つと、誰もが一度は考えるのが「不動産投資」。
“家賃収入”とか、“安定した資産”という言葉に惹かれるけれど、
実際にマンションを買って運用するのは、資金も知識も必要でハードルが高い…。
そんなときに出会ったのが、REIT(リート)。
この仕組みを知ったとき、僕は正直「なるほど、こういう方法があったのか!」と目からウロコでした。
💡 そもそもREITってなに?
REITとは「Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)」の略。
簡単に言うと、みんなでお金を出し合って不動産を持ち、
そこから出る家賃収入や売却益を分け合う仕組みです。
つまり、ひとりでビルやマンションを買わなくても、
1万円や数万円から「不動産オーナーの一部」になれるんです。
REITには大きく2種類あります👇
- J-REIT(日本の不動産)
日本国内のオフィス・商業施設・物流倉庫などに投資 - 海外REIT(海外の不動産)
米国・アジア・欧州など、グローバルな不動産市場に投資
僕たちのような一般の投資家でも、ETFを買う感覚で
「東京のオフィスビル」「ハワイのリゾートホテル」なんて不動産にも関われる。
それって、ちょっとワクワクしませんか?✨
🏢 REITの魅力 — “実物資産”の安定感
株や為替のように、数字だけが動く世界とは違って、
不動産は“形のある資産”です。
たとえば、オフィスビルや商業施設、マンションなど。
これらが生み出す家賃収入は、景気が悪くなってもある程度は継続するため、
価格のブレが比較的小さいのが特徴です。
また、REITは「収益の90%以上を投資家に分配」することが法律で決まっているため、
配当利回りが高いのも魅力。
実際にJ-REITでは、年4〜5%前後の分配金が期待できる銘柄も多いです。
僕自身も、株式や米国ETFと並行してREITを少しずつ積み立てています。
値動きが穏やかで、配当が安定して入ってくる。
“守りの資産”として、ポートフォリオのバランスを取るには最適なんです。
💸 REITの仕組みをざっくり図解すると
1️⃣ 投資家がREITにお金を出す
2️⃣ 運用会社がそのお金で不動産を購入・運営
3️⃣ 入ってきた家賃や売却益から経費を引き、残りを投資家に分配
つまり僕たちは、REITを通じて間接的に“オーナー”になり、
その利益の一部をもらうイメージ。
だから配当金を受け取るたびに、
「自分も少しは社会の仕組みの一部になってるんだな」と感じます。
📉 REITにもリスクはある
もちろん良いことばかりではありません。
REITには次のようなリスクがあります。
- 金利上昇リスク:金利が上がると借入コストが増えて収益が減る
- 景気リスク:不況になると空室が増え、家賃収入が減少
- 災害リスク:地震などで物件価値が下がる可能性
ただし、これらのリスクも分散と長期保有である程度は緩和できます。
複数のREIT(オフィス系・住宅系・物流系など)を組み合わせておけば、
ひとつの分野が落ち込んでも、他でカバーできます。
🌍 海外REITという選択肢
僕が最近注目しているのは、米国REITやグローバルREITです。
たとえば、米国の不動産市場は規模が大きく、
物流施設やデータセンター、医療施設など多様な資産が含まれています。
特にアメリカのREITは、
・情報開示が透明
・長期的に成長
・高い配当利回り(平均3〜5%)
という特徴があります。
海外ETFの「VT」や「VYM」のように、
世界の不動産に広く分散したREIT ETFもあるので、
手軽に“世界の不動産オーナー”になれるのが魅力です。
👪 僕たち夫婦とREIT
最初は僕だけがREITに興味を持っていたんですが、
不動産の話をするにつれ、妻も徐々に関心を持つようになりました。
「不動産って、土地とか建物を買うだけじゃないんだね」
「これも“お金に働いてもらう”ってことなんだ」
そんな会話を交わすようになりました。
投資を通して“お金”を学んできた僕たちですが、
REITは“安心感”をくれる投資でもある。
日々の生活の中で感じる「経済のリアル」と結びつく部分が多いのも魅力です。
📊 まとめ — 目に見えない安心を“カタチ”で持つ
株や投資信託が“数字の世界”だとすれば、
REITは“現実の世界”を感じられる投資です。
オフィス、住宅、商業施設、物流…
そのどれもが、僕たちの生活の中に実際に存在するモノ。
そこに自分のお金が流れていると考えると、
投資がより「リアル」に感じられるはずです。
僕はREITを、
“家族の未来を支える土台”のような存在だと思っています。
毎月の分配金が、家計の小さな支えになり、
精神的な余裕をくれる。
投資って、結局は「心の安定」と「未来への備え」だと思うんです。
REITはそのどちらにも寄り添う、静かで力強い味方。
💬 次回予告
次回は「暗号資産(仮想通貨)・新しい資産の形」編へ。
「投機」ではなく「テクノロジーとしての資産」として、
ビットコインやイーサリアムの本質を語ります。
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