夫婦で学び、夫婦で築く“お金の土台

money

結婚した当初、正直に言えば「お金の話」ってどこか避けて通りたい話題でした。
自分が投資を始めたのは、まだ20代前半。
漠然と「将来に備えたい」という思いと、ほんの少しの好奇心から。
でも、いざ結婚して家庭を持つと、「お金の使い方」や「価値観のズレ」が現実問題として目の前に現れるんですよね。

最初のころは、僕が投資や節約の話をしても、妻にはピンとこなかったようで。
「また難しい話してる〜」と笑われることもしばしば。
それでも、僕にとって“お金”は単なる数字のやり取りじゃなく、家族を守るための盾であり、未来を描くためのペンみたいなものだったんです。

そんな僕の姿を見てか、ある日妻が言ったんです。
「ねぇ、私もちゃんと勉強してみようかな」
あの一言が、今思えば我が家のターニングポイントでした。


「お金の話」をタブーにしない家庭

僕らがまず意識したのは、「お金の話をオープンにする」ということ。
例えば、日々の家計のことも、「これは無駄だったね」と責めるんじゃなく、
「じゃあ次はどうしたら気持ちよく使えるか?」を一緒に考えるようにしたんです。

投資や節約も同じで、僕が数字を見て分析するのが得意なら、
妻は“生活のリアル”から気づきをくれるタイプ。
「この支出って、子どものために必要だよね」
「ここは無理に削るより、気持ちをラクにした方が続くよ」
そんな視点を持ってくれるおかげで、僕の考えもずいぶん柔らかくなりました。


「知識」と「実践」の間にある“リアル”

今の時代、YouTubeやSNSで「お金の知識」はいくらでも手に入ります。
でも実際に“生活に落とし込む”となると、話は別。
たとえば、積立NISAひとつとっても、
「余裕資金で続ける」という言葉の“余裕”がどこにあるのかは、家庭によって違う。

我が家では、子どもの教育費・車の維持費・そして夫婦の楽しみ——
そのすべてを俯瞰してバランスをとる必要がある。
だからこそ、机上の知識よりも「我が家のリアル」をベースに考えるようになりました。

僕が得た知識を妻と共有し、妻の生活感を僕が理解する。
この“知識と感覚の掛け合わせ”こそ、今の僕らのお金の軸を作っている気がします。


「安心して笑っていられる」ための仕組みづくり

投資や家計管理って、結局のところ“安心をつくる手段”なんですよね。
お金の話を真剣にしながらも、目的は「我慢」ではなく「笑顔でいられる時間を増やす」こと。

だから、我が家では“完璧な節約”よりも“気持ちのゆとり”を優先します。
ときには外食して、子どもたちと笑いながら過ごす時間を選ぶ。
その一方で、無理のない範囲で投資を続けて「未来の安心」を積み立てていく。

妻も今では「今月の配当、少し増えたね!」なんて話してくれるようになりました。
あの頃、僕一人で突っ走っていた投資が、
今は夫婦の共通言語になっている。
そのことが何より嬉しいんです😊


これからの“お金の学び”は、家族とともに

僕らはまだまだ学びの途中です。
経済状況も変わるし、子どもたちの成長に合わせて必要な支出も増える。
でも、「学びながら、一緒に成長できる」って本当に幸せなことだと思うんです。

お金って、“生き方”そのものを映す鏡みたいなもの。
どう使うか、どう守るか、その選択にその人の価値観が出る。
だからこそ、これからも僕ら夫婦は、
話して、学んで、築いていく

目標はただ一つ。
「お金に振り回されず、家族が笑って過ごせる毎日をつくる」こと。

コメント

タイトルとURLをコピーしました